病院勤務とは違う「巡回型健康診断」の看護師。 夜勤がなく、規則正しいイメージがある一方で、現場では「失敗が許されない採血」や「訴訟リスク」という、病院とはまた違ったプレッシャー・ストレスがあります。
巡回健康診断の看護師:ある1日の流れ(繁忙期)
- 08:30:出社、検診車(レントゲン車)に乗り込み現場へ直行
- 09:00:会場設営、午前中の検診開始(大規模な会社だと1箇所、小規模なら複数箇所回ることも)。採血を始め胃カメラ介助やその他の健診業務を行う。
- 12:00:休憩
- 13:00:午後の検診開始、または次の現場への移動
- 16:00:検診終了、終了後問診用紙や結果等の記載事項のチェック。そして帰社
- 16:30:明日の物品準備、初めて担当する会社への事前打ち合わせ、配置図の作成などの事務作業
- 18:00:退社(残業代は15分単位でしっかり支給)
【補足】
- 繁忙期は3月~9月ですが、閑散期の10月~2月は健康診断ではなく、各所を回ってインフルエンザの予防接種を行うのが主な業務となります。
- 現場が遠い場合には泊まりで連日のところもある。
- 検診のない時の業務としては基本的に会社内で可能な限り先の予定分まで、物品等の準備をしておくというのが主な時間の使い方。当社で初めて検診を担当する会社には事前打ち合わせに行ったり、当日の配置図の準備や諸々の下準備もする感じ。
現場の本音(やりがい・えぐみ)
人間関係のリアル
どの業界、職種でもあるあるなことではあるとは思うが、その日の行き先、メンバー構成を一部の職員が好きな様に勝手に決める。
また同僚のやりたい仕事ばかりやる、やりたくない仕事はやらない、という意思を間近でもろの感じるためストレスを常に感じ続ける、、、などなど。
【編集部の視点】
「病院より楽そう」というイメージで入ると、採血1本にかかる責任の重さと、事務的な段取り能力の高さに驚かされる職種と言えそうです。
巡回健診の看護師を目指す方へのアドバイス
「採血には自信がある」「毎日違う場所へ行くのが苦にならない」という方には、残業代も明確で非常にやりがいのある仕事です。
ただし、病院のようなチーム体制とは異なり、現場では自分一人で判断し、責任を負わなければならない場面も多くあります。特に「針刺し事故」への不安や、過敏な受診者への対応など、精神的なタフさが求められる側面は覚悟しておくべきでしょう。
🚏 異常な早朝出勤と終わりのない採血マシーンの毎日に疲れ果て、心も体もすり減らしているあなたへ
今回のお仕事の実態を見て、「夜勤がないとはいえ、日の出前の出勤や毎日の過酷な移動でもう限界かもしれない…」「マシーンのようにひたすら血を抜き続けるだけの毎日に、自分の看護師としてのキャリアに不安を感じている」と、深く共感された方も多いのではないでしょうか。
巡回健康診断の現場で培った、「1日数百人の受診者を迷いなく捌いてきた圧倒的な採血・検査スキル」「不測の事態や機材トラブルにも臨機応変に対応できるマルチタスク能力」「どんなタイプの人ともそつなく接する高いコミュニケーション能力」は、医療業界だけでなく民間のビジネス市場においても、「過酷な移動なし」「早朝出勤なし」「土日祝休みのクリーンな環境」で喉から手が出るほど欲しがられる超・強力な武器です。
「看護師だから病院やクリニックしか行き場がない」なんて思い込む必要は1ミリもありません。わざわざ誰かの健康をチェックするためのマシーンになり下がり、自分の自律神経を犠牲にしてまで尽くす必要はないのです。
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